岩登り講習の報告
         2009.5月〜2009年11月
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2009年11月26日(木)〜29(日)
奥多摩・越沢バットレス&湯河原・幕岩
 26日(木)は越沢バットレス、27日(金)からは湯河原・幕岩に行ってきました。
越沢は前日に降った雨の影響もなく、快適に登れました。27日幕岩は天気も良く、ポカポカ陽気のなかで登れました。週末の幕岩は桃源郷などの人気ルートは大混雑でした。翌日の天気予報が下り坂なので、5.7〜10cを夕方まで頑張って登り終了しました。夕食は地魚のお刺身とおでんに舌鼓を打ちました。翌朝は風が強く、寒いものの青空も見えていました。昨日で指皮が痛いところでしたが、ウイングスロックまで遠出して、午前中には終了しました。
2009年11月21日(土)〜23日(月・祝)
伊豆・城ヶ崎クラック&フェース&アルパインスクール修了式
 2009年度アルパインスクールが修了しました。今回は修了式も兼ねての講習となりました。
初日は伊豆高原駅に集合したものの、観光客や釣り人で混雑が予想されるため、駅に車を停めて、電車で富戸駅に移動して「フナムシロック」で登りまくりました。翌日も同じエリアで登りました。ただ、天気予報は午後から雨マークが入っていたため、「午後からは温泉に・・・」なんて考えていたら、幸いにも天気がもってくれて、目いっぱい登れました。今晩は修了式を行い、大いに盛り上がりました。
 最終日は夜半から朝方にかけて雨・・・しかし、昨日の疲れでみなさん満足してくれたようです(というか、筋肉痛で動けない)。午後には晴れることが分かっていたので、湯河原・幕岩に変更する事も考えて移動を開始しましたが、残念ながら路面が濡れていて乾くのは時間がかかりそうなので、淵野辺のストーンマジック(室内ジム)に向かい、10時30分頃到着。パンプするまで登って14時頃には終了となりました。
 
 みなさまのおかげで半年間、事故も無く無事にスクールを終えることができました。ありがとうございました。いよいよ12月からはアルピニストスクールが始まります!スクール以外の各種教室もありますので、雪山デビューしたい方のご参加もお待ちしております!
2009年11月12日(木)&14日(土)〜15日(日)
ストーンマジックと湯河原・幕岩
 本当は11日〜12日で明星山でしたが、雨天のため12日のみ室内ジム「ストーンマジック」となりました。
週末は当初は「伊豆・城山」でしたが、土曜日の天候が悪いため外岩は1日のみなので、室内ジムと湯河原・幕岩に変更しました。初日の土曜日は朝から雨。予定通りストーンマジックへ行きました。この日はガイドさんも3名のみ。以外に団体さんも少なく空いていて楽しめました。
 翌日曜日はいつもより1時間早く8時半に集合し、茅ヶ崎ロックエリアへ。しかし、すでに10名以上の団体さんが3〜4パーティ。あとでガイドさん達4名パーティもこれに加わり大混雑でした。順番待ちは当たり前。これからもこんなに混むと大変です。正面壁には巨大なスズメバチの巣があり、12月一杯は止めたほうがいいらしい。まあ、焦らずじっくりやるしかないでしょう。
2009年11月7日(土)〜8日(日)
奥秩父・小川山
 いよいよ、スクール最後の小川山に行ってきました。初日はマラ岩周辺の岩場で、クラック&スラブを登り、4時頃には終了しました。夕飯はキムチ鍋で温まりました。
 翌日は、フェニックスの岩場で、カムのセッティング練習を行ってから涸沢二峰へ。登り始めは曇り空で肌寒い感じでしたが、次第に日が差し始め、気持ちよく登れました。
2009年11月3日(祝火)
奥多摩・越沢バットレス
 文化の日の3日は寒い1日となりました。前夜のにわか雨で岩場が濡れていることを予想していましたが、奥多摩はそれほど雨が降らなかったようで、道路も岩場も乾いていました。しかし、寒さはこの時期としては異例なほどで、最低4度を記録しました。冬用の薄い下着上下を着ていたので、それほど身にしみて感じませんでした。しかし、朝一番のクライミングでは指先がかじかむ感覚を今シーズン初めて感じました。
 岩場は6パーティほどで、アイゼン・トレーニングのパーティもチラホラいました。初心者クラスのパーティはいなかったので、4ルート、9ピッチ登れました。この寒さは一時的なもので、越沢バットレスは12月初めまでは問題無く登れます。
2009年10月28日(水)&29日(木)
奥多摩・天王岩と越沢バットレス
 台風一過の2日間は、奥多摩のゲレンデに行ってきました。28日(水)は快晴。天王岩は7〜8パーティで大混雑でした。下の岩場は濡れていたものの、何とか登れました。上の岩場は染み出しがあるが快適でした。天王岩のドンの2名、Nさんと青梅のKガイドが二人揃って来ていました。
 越沢バットレスは28&29日の2日間連続で行ってきました。両日ともは他にパーティは現れず独占でした。28日は右ルート、第二、第一スラブの3本を登って終了しました。第二スラブの1ピッチ目が濡れていましたが、他は快適でした。29日はリード希望のU嬢が右ルート、第二スラブをリードし、明星山のトレーニングで人工登攀のベルグ・ハングを登りました。
2009年10月17日(土)〜18日(日)
御坂・三つ峠山
 久しぶりの三つ峠山は都岳連の岩登り講習会と重なり大混雑でした。しかし、生徒28名を先生が12名と多かったので、スムーズな?進行でした。それでも快晴の日曜日は他のパーティも現れ、マルチピッチ・ルートは渋滞していました。土曜日は午後3時ごろからにわか雨になり、富士見荘の室内ジムで2時間弱の講習になりました。我々はイエティ生徒とAGS-Jクライミングスクールの2パーティに分かれての講習でした。
2009年10月10日(土)〜12日(祝)
奥秩父・小川山
 3連休の小川山に行ってきました。初日は前夜からタープを張っていてくれたS氏のおかげで、無事にテントを張ることができました。ところが朝方に雨が降ったそうで、岩が濡れている・・・取りあえず乾きの良さそうなガマルートに行き、2P登ったところで雨がポツポツと降り始めたと思ったら、あっという間に雹!が・・・大急ぎで撤収し、ザックのところに降りた時には青空が・・・しかし岩が濡れて乾きそうもないので、テント場に戻ってロープワークの練習をしました。結局、雨が降ったり、止んだりの一日でした。
 翌朝は快晴ですが、冷え込んでいて寒いので、9時30分頃に再びガマルートへ出発。ルートは空いており、順調に戻ってきたところ、ガマスラブ、ガマルートともに大混雑。2本トップロープで登り、早々に八幡沢へ移動して締めに1本登って終了となりました。
 最終日は北岳から帰ってきた遠藤ガイドと合流して、日のあたる近場「ただの大岩」を登って終了しました。ラジオでは中央道で30km渋滞と言っていたため、渋滞を避けて奥多摩湖を経由で五日市に戻りました。小川山から約4時間で戻れました。
2009年9月17日(木)
奥武蔵・日和田山
 晴天の日和田山に行ってきました。岩場の近くに彼岸花の巾着田があるため、飯能駅周辺の道路には車が多く、大勢の観光客が歩いていました。岩場自体は3パーティしかおらず、思う存分クライミングが楽しめました。
 男岩南面の5ルートほど登り、午後からは8環の仮固定やセルフレスキューを行い終了しました。
終了点は暑いぐらいの日差しでしたが、下は日陰で涼しく快適でした。藪蚊がたくさんいるので、蚊取り線香が必要でした。
2009年9月12日(土)〜13日(日)
奥多摩・越沢バットレス
 12日(土)は雨天のため、室内ジム(ストーンマジック)での講習になりました。それほど混雑しておらず、十分楽しめました。
翌13日(日)は前日の土砂降りで、岩が乾いているか心配でしたが、ほとんど濡れておらず、快適に登れました。まずは右ルート、昼食後は第二スラブを登って、あずま屋に戻って簡単なロープワークを行って終了しました。今日は5〜6パーティが取り付いており、大混雑でした。みなさん、来週のシルバーウィークに向けて訓練(?)だったのかな。
2009年8月29日(土)
奥秩父・小川山
 AGS-J登山学校のクライミング教室とイエティ・アルパインスクールの岩登り講習会が同時に開催されました。また、実践登攀の唐沢岳・幕岩のグループも日曜日の早朝からの霧雨のために敗退し、小川山に転身してきて、合同での講習になりました。
 初日はAGS-Jクライミング教室は基礎のロープワークと懸垂下降の講習を左岸スラブの「ただの大岩」で行い、イエティ・グループは「春の戻り雪」のマルチピッチへ。終了後は「ビスタの夏休み5.9」を登攀中に、にわか雨が。時間があったので「あずま屋」で1時間ほどロープワーク講習を行いました。
 よく日曜日は唐沢岳グループが早くも7時には到着しましたが、前夜の大雨で濡れているため8時に出発し、フェニックスの大岩へ。クラックやフェース、マルチピッチなどを行いましたが、午後2時前から霧雨が降ってきて中止になりました。台風に接近で不安定な天候の2日間でした。
2009年8月19日(水)&20日(木)
奥多摩・越沢バットレス&天王岩
 平日の2日間で奥多摩のゲレンデに出かけました。19(水)は越沢バットレスへ、昔の友人の先輩と。来週の平日に北岳バットレスに行くためのトレーニングです。曇りながらも蒸し暑い1日でした。
 翌日は北面の岩場の天王岩へ。やはり昔の友人の息子さん!でした。大学1年生の彼は、岩登り経験がなく、ロープの結び方や懸垂下降も含めての練習で、5本のルート、最高5.9を完登しました。
2009年8月8日(土)〜17日(月)
奥秩父・小川山
 お盆の長期間は暑い東京を離れて、涼しい小川山でクライミングを行いました。今回は5日〜6日に平日講習が入っていたため、お盆の混雑を見越して、その時に広い場所を探してテントを建てっぱなしにしておきました。この作戦は大成功で、隣の狭いスペースに見知らぬ人がテントを張ることもなく、快適なテント生活ができました。
 8日〜12日頃までは台風の影響で朝晩に雨が降るなど、天気が不安定でしたが、それ以降は「やっと夏らしい」カラッとした晴天が多くなり、合計10日間で室内ジムは1日だけ、という充実した内容で締めくくることができました。

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2009年8月5日(水)
奥秩父・小川山
 久しぶりに平日企画で小川山にいってきました。天気が心配でしたが、無事に登れました。
初日は兄岩へ。前日の雨で渡渉し(水かさが増えて、飛び石づたいに渡れず)、対岸に渡ると地面や下部岩壁はビショビショ・・・上段の八王子ルート(2P)、もみじ10aなどを登って腕がパンプしたところで終了となりました。
 翌日は天気予報が「1日曇り」から「昼から雨」に変わったので、早出でマガスラブへ。5.8〜10bを登り、正午近くにガマルート2p目の岩場に着き、トップロープを張り、1本登った時にポツポツ雨が・・・身の回りを片付ける暇なく、あっという間に土砂降りの雨!!こんな不安定な天気のなか、今日は7本くらい登れたので、取りあえず満足して帰路に着きました。
2009年8月3日(月)
AGS-J検定員研修 黒岩
 日本アルパイン・ガイド協会(AGS-J)の検定員研修で、群馬の黒岩に行ってきました。午前中は初級〜上級のロープワークの検証、検定・指導の方法などを行い、午後から懸垂下降中のトラブルや、ロープの結び目を通過してのレスキューなどをビデオ撮影しながら研修しました。研修をやることによって、なかなか会う機会が少ない会員同士で、技術交換や新しい技術情報などが得られ、とても有意義でした。
2009年8月1日(土)〜2日(日)
北ア・屏風岩&前穂北尾根→室内ジム(変更)
 いよいよ夏本番の岩場に行けると思っていたら、週末が近づくにつれ、天気予報がコロコロ変わり、結局土日とも長野県は雨のようなので、東京近郊の越沢バットレスに変更しました。しかし土曜日も午後から雨の降る可能性があるので、早めの集合にしたが、鳩ノ巣駅に集合したらポツポツと雨が・・・仕方なくストーン・マジック(室内ジム)に変更となりました。ただ、ジムのある淵野辺は曇りだったので、奥多摩方面だけが雨天のようでした。明日の天気予報は曇りなので、外岩を期待して早めの終了となりました。
 今日(日曜)こそは越沢バットレスのつもりが、予報は外れて朝から雨!再びストーン・マジックに行くことになりました。2日間のジムでいい筋トレにはなりました。
2009年7月25日(土)〜26日(日)
御坂・三つ峠山
 ヨーロッパ登山企画が終わり、久しぶりのスクールです。初日は時差ボケ気味でしたが、2日間の岩登りで体がスッキリしました。
初日は2パーティに分かれて登攀しましたが、夕方4時過ぎにはいきなりの大雨で、強制終了となりました。
 翌朝は風がやや強いものの、抜けるような青空!強風でアブ・ブヨもいなかったので、快適に登れました。中央カンテを登攀後、昨日と同じパーティ編成での登攀となりました。予定どおり講習を終了し、車に乗ったとたんにポツポツと雨が・・・天候が不安定な2日間でした。
2009年6月27日(土)
御坂・三つ峠山
 6月最後の三つ峠に行ってきました。今回は都岳連の方々(約30人!)が来るのを知っていたので、岩場は大混雑かな・・・と思っていたら、登るエリアが限定されていたので、問題なく登れました。とはいえ、その他のクライマーもそれなりにいましたが。
 初日は2組に分かれての講習となりました。V字ロック、地蔵右、ホットドックなどを登り終了しました。
 翌日は天気予報が悪くなったので、午前中勝負で岩場に取り付き、アパッチハング、空間リッジなどのアブミルートを登って、一息ついた正午には雨がポツポツ降ってきたので終了となりました。やや急いで四季楽園に戻り、駐車場に着いたらまたポツポツと降り始め、その後は本降りとなりました。
2009年6月20日(土)〜21日(日)
奥秩父・小川山
 梅雨時ですが、天気予報が良さそうなので小川山に行ってきました。
 まずはリバーサイドを登り、マラ岩(北面)、妹岩のスラブ&クラックを登って終了しました。日曜は雨予報に変わってしまったため、午後4時には講習を終了し、急いでテントを撤収して東京へ戻りました。翌日はストマジ(室内ジム)です。
 やはり朝から雨なので、ストマジは混雑していました。5.8〜10a/bを登り、最後はハングルートで腕がパンプして終了しました。
2009年6月15日(月)〜16日(火)
御坂・三つ峠山
 昨日に引き続き、平日2日間で三つ峠山に行きました。今回も2日間講習できましたが、2日目の昼過ぎから雷雨に見舞われました。昼ごろの1回目の雷ですでに終了していて、四季楽園に戻ってからの雨だったのですが、下山中も雨は止まず、結局びしょ濡れでした。
2日間とも岩は乾いて快適で、梅雨時はなかなか登れない「鶴亀ルート」も登れました。とりあえず、満足してもらったようです。
2009年6月13日(土)〜14日(日)
御坂・三つ峠山
 今回の三つ峠は大勢のクライマーが登りに来ていました。夏の本番の岩場に向けてトレーニングや山岳会の新人研修のような人たちでしょう。初日は登る組と基礎講習組の2組に分かれて講習しました。基礎講習組はセルフレスキュー、下降中の8環仮固定などを行い、登る組は一般ルート周辺を登りました。最後はリュックを背負ってマルチを登り、終了しました。
 翌日は朝から曇りで岩場はガスの中・・・幸い、岩は濡れていなかったので中央カンテを登り、その後は再びリード基礎講習組と登る組に分かれての講習となりました。途中、雷がなり、雨がポツポツ降りましたが、その程度で済んだので最後はリュックを背負って一般ルートから天狗の踊り場を目指し、山頂を経由して戻りました。
2009年6月9日(火)〜10日(水)
岐阜・長良川周辺のレスキュー講習
 岐阜のアウトドアサポートシステム(ODSS)の代表 北川さんに依頼されて、郡上八幡「美山鍾乳洞」を視察し、事故の際のレスキューを考察しました。2日目は地元周辺の自然ガイドの方々も加わり、搬出、引き上げなどのレスキューを講習しました。

 前日昼出発で中央道をひたすら4,5時間かけて岐阜の長良川に到着。洞窟視察の後は、専門的なレスキュー道具を使ったレスキュー(主に引き上げ)講習を行い、リバーサイドのラフティングBCのトレーラーハウスに宿泊しました。翌日は、なるべく手持ちの道具を使った搬送・引き上げレスキュー講習を行い、16時30分に終了しました。時間が短く、駆け足での講習となりましたが、少しでも今後に役立ててもらえたら幸いです。
2009年6月6日(土)〜7日(日)
奥秩父・小川山岩登り講習会
 アルパイン・スクールの入校式Aを兼ねて小川山に行ってきました。土曜は廻り目平に着いた時からポツポツ雨が降ったり、止んだり・・・すでに設置していただいた、おなじみS氏のタープの下には今回のメンバーがくつろいでいました。この状態では岩登りはできないし、かといって室内ジムに直行するほど降っていないし・・・お昼近くまでくつろいでから、何とかレスキューくらいはできそうなので「ただの大岩」へ出かけました。結局その後雨が降り始めたので、3時過ぎには撤収しました。
 翌朝は快晴!8時には屋根岩を目指して出発しました。ソラマメスラブ(下部)は、ビショビショで登れないため、屋根岩2峰へ移動。しかし、ここもまだ日が当っていないため、湿気っています。とりあえず3パーティに分かれて「ダーククリスタル」を登り、降りてくる頃には「セレクション」が乾いてきたので、そこを登り、頂上に着いたころには12時を回っていました。昼食後は10C〜11aをトップロープで楽しんで、終了しました。
2009年5月30日(土)〜31日(日)
御坂・三つ峠山岩登り講習会
 いよいよ岩登りシーズンになりました。本格的なアルパイン・ルートを目指してゲレンデでの練習が欠かせない季節です。アルパインクライミングは、ロープワークと登攀技術が必要です。イエティではロープワークをメインにして講習します。ロープワークとはロープの巻き方からほどき方、カラビナのゲートの開け方などの細かな部分から、実際のビレー支点での素早い確保システムの作成、マルチピッチへの対応などがその内容です。全体的なスピードアップはまず、クライミングのスピードよりも、ロープワーク全体のスピードアップからが基本方針です。時間がかかるビレーポイントでのロープワークをスムーズにしましょう。
また、安全管理もパーティ内で徹底します。自分のことも含めて、パートナーの安全もお互いに確認しあうこと。リードする際の心構え、ランニングビレーの作成、ルートの読み方など練習する内容は豊富です。クライミング技術の向上だけでなく、スピードアップと安全管理も、アルパイン・クライミングには重要な要素ですので、これを読んでいる方は是非練習してください。
 今回の講習は天気が初日、2日目の午後とも雨に見舞われ、予想が悪くなりました。ただ、本格的な講習の初日のため、基本技術の復習も兼ねたので、富士見荘の室内ジムでも十分でした。自己脱出法や懸垂下降時のバックアップ、8環の懸垂下降時の仮固定法、最新担架作成などを練習しました。ジムの新ルートも2本追加しました。