登山教室の報告 2008.6月〜

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2008年10月23日(木)
赤岳鉱泉「アイスキャンディ」架台作り

 平日の2日間で八ヶ岳・赤岳鉱泉のアイスキャンディ架台作りに参加してきました。
初日は午前10時から午後5時頃まで、一気に土台を組み、翌日は午前8時30分から午後12時30分ころで終了しました。去年よりも大きな架台を作成しましたが、ガイドのみなさん&鉱泉スタッフは毎年の事で慣れているため、順調に進んだようです。
 まだホールドを付ける作業が残っていますが、今年はハング部分が長くなり「こんなの登ったら、1回で腕が終わるんじゃないか」と思うほどの出来栄えです。みなさん、冬をご期待下さい。

2008年10月8日(水)〜10日(金)
 NHK カメラマン・山岳研修会
 毎年恒例のNHKのカメラマンの山岳研修会の岩登り講習の講師として、今年も遠藤ガイドが招かれました。全国の支局から集まったカメラマンが5日間の講習を受けました。岩登り講習はそのうちの2日間、9(木)&10(金)で行いました。いつもお世話になっている黒百合ヒュッテに泊まり、天狗の奥庭方面にある高さ5〜10mの岩場で、ロープワークやクライミングの講習と同時にクライミングの撮影も行い、カメラマンの安全管理・技術やロープワークが重な講習内容です。2日間ともやや雲が多かったですが、紅葉の盛りの天狗岳をバックにさわやかなクライミングを楽しみました。各局から参加したカメラマンの地元の話や逸話を酒の肴に、黒百合ヒュッテの親父さんの優しい心使いに感謝し、研修会を終えました。
2008年9月13日(土)〜15日(祝)
北ア・前穂北尾根〜滝谷第二尾根
 3連休の北アルプスに行ってきました。宿泊地の涸沢小屋は満員状態で、夕食も3〜4回戦くらいあったようです。
翌朝は4時出発です。まだ暗い中、小屋のテラスから5.6のコルへ向かう2つのヘッドランプを確認しました。まだ2パーティしかいないようなので、取りあえずホッとしながら後を追います。特に渋滞も無く、3パーティに分かれて順調に登って行きましたが、核心の3峰で大渋滞!ほとんど日の当たらないコルで2時間待ちでした・・・その後は特に渋滞もなく無事に頂上に立てました。
 が、順番待ちで時間を食ってしまったこともあり、吊り尾根を越え、奥穂から穂高岳山荘に着いたのは午後4時過ぎ。これから涸沢槍を越えて北穂小屋へ行くのは無理と判断し、今回の滝谷は中止にしました。
 その後、数人は穂高岳山荘へ宿泊(日の出の写真撮影希望など)、割と元気なメンバーは、再び涸沢小屋へ下山しました。約12時間行動で疲れたものの、天気も良く気持ちよく登れました。
2008年8月2日(土)〜3日(日)
北ア・前穂高岳北尾根                      報告:福田
 8月最初のスクールで前穂高岳に行ってきました。初日は入山だけなのでのんびりと9時に上高地集合し、涸沢小屋に宿泊しました。今年は残雪が多いと聞いていたので心配でしたが、小屋の方の情報では5.6のコルまでは問題ないとのこどでした。小屋は超満員で夕食も3回戦くらいあったようです。明日に備えて、午後7時に早くも就寝となりました。
 翌朝は満天の星空です!混雑が予想されたので午前4時出発で5.6コルを目指します。下部に雪渓が残っているものの、途中から夏道が出ていたので、ピッケル、アイゼン無しで登ることができました。コルに着く途中で、すでに登っている人影がありましたが、距離が離れていたため、その後特に渋滞することもなくすみました。我々は3番手。前2組はガイドパーティなので早いです。
最初の5峰〜4峰までは福田ガイドがトップで登り、残り3峰の核心からは専科生リードで登りました。
 今回の北尾根には合計8、9パーティが取り付いたようですが、渋滞もなく快晴のなか快適なクライミングが楽しめました。
2008年7月30日(水)
丹沢・湯ノ沢&小川谷廊下沢登り                   報告:遠藤、福田

 7月最後の平日登山教室で沢登に行ってきました。初日は中川川流域の「湯ノ沢」です。入渓口は中川温泉になるので、沢登が終わった後に日帰り入浴ができます。この湯ノ沢は上級レベルですが、今回のもう一つの目的は「岩魚釣り」なので、沢の途中にある「深田堰堤」付近まで登り、そこで釣りをして終了というプランです。短い滝を数回と3つの堰堤を越えていくと目的の「深田堰堤」に到着!しましたが・・・思ったよりも落ち込み口が浅くてとても魚がいそうもないので、堰堤を越えてみると、明るいゴーロ帯で沢は浅くなり、とても釣れる雰囲気では無いので、玄倉川流域へ移動しましたが…。この山行での釣果は1匹・・・さみしいながらも岩魚塩焼きも取りあえずできました。
 翌日は小川谷廊下へ行きました。もう一名の参加者を駅に迎えにいく遠藤Gと、先発の福田G組とに分かれて出発しました。F1、F2を越えて、休憩していると遠藤Gパーティが追い付いたので、一緒にゆっくりと渓流登りを楽しみます。小川谷の素晴らしい滝や廊下を存分に味わって、最後のF12を越え遡行は終了。後は登山道へ合流し、山歩きを1時間で「県民の森」近くの道路(廃線した道路)にでて終了しました。釣りながら沢登も楽しいですが、やはり日帰りだと時間に押されてしまうので大変でした。

2008年7月17日(木)
丹沢・岩魚釣り
 初じめての岩魚釣り&食べたくて、丹沢の玄倉川流域の沢に行ってきました。7月末のガイドの為の流域の偵察も兼ねました。この日はやはり玄倉川への林道が立間大橋から先が、落石などで道が荒れていて通行止めでした。「楽でいいな〜」なんて思っていたのですが、歩きで入渓となりました。今回は魚が釣れるのか、どうか?の偵察も兼ねていたのですが、本流も含めて、支流の沢の「釣り師が登れそうもない難しい滝」を越えた、滝上の流域で釣るも、魚影もほとんど見えず、なかなか釣れませんでした・・・。午後2時近くなり諦めて帰ろうとしたら、遠藤ガイドが2匹続けてゲットしました。私は一匹も釣れず…。腕の問題でしょうね。帰りがけに、川原の焚火で濡れたものを乾かしながら、ゲットした岩魚を焼いて、ビールとともにいただきました。おいしー!! 是非また行きたいですね。今度は自分で釣った魚を焼いていただきたいと思っています。
2008年6月11日(水)
奥秩父・赤岩尾根         報告:福田
 平日企画で赤岩尾根に行ってきました。本当は、明日(12日)は両神山へ連続して行く予定でしたが、あいにくの雨天で中止になりました。
 冬のアイスクライミングができる中津川渓谷のエリアを過ぎて、ちょっと寂れた鉱山のある狭い道路を30分くらい走ると、今日とテント場になる上落合橋に到着します。今回は車が3台あるので、2台を止めて、1台に全員乗り込み、登山口のある赤岩橋付近へ駐車。廃屋となった宿舎脇を通り抜けて、赤岩岳への登山開始となりました。赤岩峠を目指し、樹林の中をひたすら登ります。今日は曇天だったため、汗だくにならず、気持ちよく登って行けました。途中、何匹か蛇を見かけたので、踏まないように注意が必要でした。
 赤岩岳を越えて、1583m峰を越えて、P4〜P1へとアップダウンを繰り返しますが、頂上とP2にしか頂上の印がないので、どこがピークなのか分からない山でした。ただ、赤布や木にテープが巻かれているし、うっすら踏み跡もあるので、気をつければ迷わなそうです。森林浴と、岩登りで多少の緊張感も味わえる、楽しい山でした。