2007年12月11日(火)〜12日(水)
富士山雪上技術講習会と登頂
 平日の富士山にたくさんの方が参加していただきました。内容は12月1〜2日と同じですが、積雪量がだいぶ増えました。スバルラインの5合目から佐藤小屋への林道は埋まり、もう車では佐藤小屋に行けませんでした。雪上技術講習はどこでもできるぐらいになり、初日は林道の脇の雪面を使って行いました。午後から大雪になり、2時頃に終了し佐藤小屋へ。
 翌日は登頂組と講習組にわかれて、登頂組は午前11時半過ぎに山頂に到着。下山は8合目上から吉田大沢を下りました。この日はスバルラインが1合目で通行止めになっており、急な道路に積もった雪は滑りそうで怖かったです。1合目のゲートを開けてもらい無事終わりました。
登 山 教 室 の 報 告
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2007年11月 4日(日) 妙義山・星穴岳                              報告:遠藤
                  

  11月4日に登攀する予定だった「明星山P6南壁」は、前日の夕方の天気予報が急に変わり、夜半から明け方に雨が降る予報になっていました。しかし、折角来たのだから天気予報ははずれるものと願っていましたが、夜半に雨粒の音が…。一時止みましたが、再び起床時間の4時頃にまた降り出し、その後はシトシトと降り続き、明るくなる6時頃にはびしょ濡れの南壁が現れました。NHKの朝の天気予報も悪く、待つことも考えましたが、他の地域は「絶好の行楽日和」という言葉に変更を決意。小川山岩登りも考えましたが、この季節が最高のシーズンである星穴岳に行くことになった。

  車を飛ばして午後9時半に中之岳神社の駐車場に着く。10分で用意を済ませて出発。西岳のコルまで1時間弱。ここから西岳へは通行禁止の標識をまたいでGO.すぐに5mほどの壁(フィックスあり)が現れ、ロープを出して通過すると細い岩の5mのナイフリッジ(フィックスあり)から、また5mの岩場(フィックスあり)を越え西岳へ。
星穴岳が見え3〜4人の先行パーティが山頂直下にいる。西岳の先で20mの懸垂下降をして、トラバース気味に下り、途中の大岩峰は南側をトラバースすると10mの岩壁mのトラバースになるがフィックスロープがあり助かる。そこを下ると星穴岳コルへ。いよいよ星穴岳の登りになる。南側を細いバンドを伝ってトラバース気味に登ると、段々バンドは細くなり無くなる。頭上の岩を左にトラバース気味に登り稜線に出る。星穴岳のピークはすぐそこだ。しかし、山頂は急な10mほどの岩峰で現在はルートが無い。この岩峰の下が星穴になっている。星穴へはさらに山頂岩峰を右から巻き気味に悪い岩場(フィックスあり)を15mほど下るり、トラバースして西のコルに出ると懸垂ポイントがある。20mの懸垂下降で星穴に降り立つ。
  
 下降は星穴岳から西岳の樹林の中をトラバース気味に下降するが、踏み跡がうっすらある程度で決まった道はない。野生の感を働かせて、なるべく降りすぎないように下るのがポイントだ。やがて、仲之岳神社の杉の植林帯に入れば、仲之岳神社の奥の院がある轟岩の岩峰が見えてくる。今回は明星山のフリースピリッツを登り精鋭たちと登ったので、行動時間4時間というコースタイムで登頂しました。また、私自身も6回目の山行になるのでルートファイディングに苦労が無いので、通常は6時間くらいをみておいた方が良いでしょう。

2007年12月1日(土)〜2日(日)
富士山登頂&雪上技術講習会                              報告:遠藤

 いよいよ冬のアルピニストスクールが開校しました。まずは、富士山の登頂と雪山技術講習会でした。一般の方の参加もあり、天気も良く登頂も無事終わりました。昨シーズンに比べると積雪量が少なく、初日の雪上技術講習は6合目の小さな雪たまりでの講習でしたが、以外に使えます。午後3時まで行って佐藤小屋へ。親父さんの代わりに大親父さんが来ていてビックリ!
 翌日は登頂組が5時に出発し、雪上技術組はゆっくり6時過ぎに出発しました。登頂組は11時過ぎに山頂に着きました。7合目上でアイゼンを付けましたが、帰りは7合までアイゼンが必要でした。訓練組は7合目の吉田大沢で行いましたが、雪面が少ないので、訓練をしに来たグループと譲り合いになりましたが、昼過ぎまで行って下山しました。