奥又池へは、パノラマ新道の奥又谷横断点（徳沢から約１時間強）より、左に見える松高ルンゼのガレ場を150mほど登り、右の小尾根（中畠新道、入口にレリーフあり）に上がって、これをつめると奥又池にいけます。徳沢から約２時間半です。北尾根四峰正面壁のルートは、北条・新村ルートと松高ルートです。北条・新村ルートは四峰正面壁のほぼ真ん中を右上するフリーと人工のミックスした素晴らしいルートです。ただ、核心のハングの人工登攀は「三ツ峠山のアパッチ・ハング」よりも難しいかもしれません。松高ルートはその左となりのやや易しいルートですが、北条・新村ルートと共に四峰正面壁を代表するルートです。下降ルートは、登攀終了点から北尾根４峰の４・５のコル側にトラバース気味に登り、４・５のコルへは懸垂下降を１回交えてコンテで下降、さらに５・６のコルにコンテで下降後、踏み跡を奥又池へ戻れます。今回は奥又池をベース(幕営)に取り付きますが、雪渓が残っていることもあり、１０本爪アイゼンとバイル（ピッケル）が必要になるかもしれません。不要な場合は連絡します。